【医療翻訳者に必要な能力】英語力以上に必要とされる能力は?

英語力だけでは医療翻訳者になれないと聞いたことがあるけど、医療翻訳者になるためには具体的にどんな能力が必要なのか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は医療翻訳者に求められる英語力以外の能力について、まとめてみました。

医療翻訳者に求められるライティング能力

能力-イメージ

医薬翻訳で一番大切なことは、当たり前ではありますが、正確に訳すことです。

特に数字や単位などの誤りがあると人の命にも関わる場合もあるので、慎重に訳す必要があります。

また、曖昧な表現があると読み手によって解釈が変わる可能性があるため、曖昧さを残さずに明解な訳文を書くことが求められます。

そのため、医薬翻訳では、テクニカルライティングの三大原則である正確(Correct)・明解(Clear)・簡潔(Concise)が大切だと言われています。

テクニカルライティングについては入門書なども多く出版されているので、ターゲット言語(和訳の場合は日本語、英訳の場合は英語)のテクニカルライティングの基礎をしっかり学ぶと翻訳のためのライティング能力が効率よく身に付くと思います。

医薬翻訳に必要なテクニカルライティングの基礎について知りたい方には、DHCの医療翻訳講座の資料請求をすると現在、無料でもらえる「医薬翻訳の知恵ブクロ」もおすすめです。

詳しい内容については、DHCの公式サイトをチェックしてみてください。

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医療翻訳者に必要な調査力

医療翻訳者として仕事を始めたばかりの頃は、自分が専門的に勉強してきた分野以外の案件を依頼されることも多いです。

内容が専門的すぎて理解できない場合は断る勇気を持つことも大切ですが、「専門外なので」と断わってばかりいると仕事がない状態が続いてしまうので、多少厳しくても受けることもあると思います。

そんな時に必要となるのが、調査力です。

翻訳対象となる分野の内容や翻訳に必要な周辺情報をいかに早く検索して、その分野特有の言い回しや単語の使われ方などを理解するかがよりよい翻訳をするためのカギとなります。

現在はインターネットで検索するだけで、多くの情報を無料で得られますので、インターネットを徹底的に活用しましょう。

インターネットには多くの情報がありますが、中には間違った情報も含まれているので注意が必要です。

そのためにはちょっとしたコツを知っておくといいと覆います。

例えば、論文中の用例のみを検索したい場合は、Google Scholarで検索するのがおすすめです。

また、特定の疾患について知りたい時は、(疾患名)+「診断基準」(英語で検索する場合、「diagnostic criteria」)で検索すると信頼性のある専門的な文書が見つかる可能性が高いです。

特定の医薬品について知りたい場合は、PMDAの医療用医薬品情報検索が便利です。

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誠実に仕事をすることが一番大切

医療翻訳者に限らず在宅翻訳者として仕事を続けていくためには、一つひとつの仕事を誠実にこなすことが一番大切ではないでしょうか。

納期を守ること、必要なフォーマットを守ること、訳抜けがないかしっかりチェックしてから納品することはもちろん、不明点を曖昧にしないでコメントをしっかり残すことも大切です。

また、重要な専門用語などで、どの用語を選択するか迷った場合、担当者に連絡してクライアント様に確認してもらうことをおすすめします。

例えば、一般的にはAという用語が使われているけど、クライアント様の公式サイト上ではBという用語が使われていた場合などです。

「一般的にはAなんだからAでいいだろう」「クライアントの公式サイト上でBという用語が使われているんだからBだろう」などと勝手に判断してしまうのは危険です。

納期に余裕がなくて問合せをしている時間がない場合は自分で判断するしかありません。

その場合は、

「一般的にはAという用語が使われていたので、Aとしましたが、クライアント様の公式サイトではBとなっていました。Bとした方がよろしければ、Aという単語をBに一括置換していただければと思います」

等のコメントを必ず残しましょう。

医療翻訳者に必要な能力まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は医療翻訳者に求められる英語力以外の能力について、まとめてみました。

医薬翻訳者に必要なテクニカルライティング能力、調査力を確実に身に付けたい方にはDHCの翻訳講座がおすすめです。

特に、「日英メディカルコース」と「英日メディカルコースADVANCED」の副教材の「サーチマニュアル」は医療翻訳者として必要な調査力を身に付けるために非常に役立ちます。

「サーチマニュアル」では、インターネット上での検索方法だけではなく、医薬分野特有の言い回しが実際の文書でどのように使われているかを検索して、訳文に取り入れる実践的な翻訳テクニックを習得できます。

現在、DHCでは医薬翻訳講座の無料資料請求をすると、医薬翻訳者を目指す方必見の情報が詰まった「医薬翻訳の知恵ブクロ」が無料でもらえます。

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