【医師の英語勉強法】アクセプトされる英語論文を書くための勉強法

アクセプトされる英語論文-イメージ

医学分野ではグローバル化が進み、英語で論文を発表することが重要になってきていると言われています。

今回は、海外のジャーナルに投稿する論文を英語で書けるようになりたいという方のために、アクセプトされる英語論文が書けるようになるための勉強法とアクセプトされるための見落としがちなポイントをご紹介します。

アクセプトされる英語の医学論文を書くために必要なこと

日本語発想の和製英語に注意すること

英語で論文を書く際に、いきなり英語で書くのではなく、日本語で書いてから英訳するという方法をとる方も多いと思います。

その際に注意したいのが、日本語を英訳すると原文に引きづられて日本語発想のままの和製英語になりがちだということです。

「理系のための英語論文執筆ガイド―ネイティブとの発想のズレはどこか?」の著書である原田 豊太郎先生によると、論文の考察部分でよく使われる「~と思われる」「~と考えられる」を「It is considered that ~」と訳してしまい、論文の評価を著しく下げてしまう日本人は多いそうです。

日本語の「~と考えられる」が自分の思考を表すのに対して、英語の「It is considered that ~」は世間で一般的に考えられているという意味になるため、内容が大きく違ってしまいます。

「理系のための英語論文執筆ガイド―ネイティブとの発想のズレはどこか?」には、他にも日本人が間違いがちな表現が豊富な例文とともに紹介されています。

日本語で論文を書いて英訳する際の注意点などを学びたいという方におすすめです。

ネイティブらしい英語論文を書くコツ

ネイティブらしい英語論文を書くためには、実際にネイティブが論文でよく使う典型的なフレーズを真似することが一番の近道です。

医学英語論文の書き方を効率的に学べる「医薬英語論文英借文用例辞典」という記事でご紹介した本には、アブストラクト、序論、材料・方法、理論・実験、結果、考察、結論、図表、謝辞・参考文献という論文の基本構成と、各パートごとに頻度の高い表現がまとめられています。

「医薬英語論文英借文用例辞典」には、アブストラクト、序論、材料・方法、理論・実験、結果、考察、結論、図表、謝辞・参考文献という論文の基本構成に沿って、医学分野の英語論文でネイティブがよく使用するフレーズがまとめられています。

医学分野の英語論文の書き方を学びたい方には非常に役立つ内容だと思います。

「今すぐ医学分野の英語論文を書かなければいけないが、忙しくて英語の勉強をする時間があまりとれない」

「英語力に自信がないけど、海外論文誌でアクセプトされる医学英語論文を書けるようになりたい」

という医師や医療従事者の方には特におすすめです。

論文がアクセプトされるための見落としがちなポイント

英語の論文がリジェクトされた場合、多くの方は論文の内容や英語力に問題があったと考えるのではないでしょうか。

しかし、実は意外な理由でリジェクトされている場合もあるようです。

学術論文の英文校正などのサービスを提供している「英文校正エナゴ」によると、論文がリジェクトされてしまう大きな理由の一つは、論文の内容ジャーナルとのミスマッチだそうです。

投稿される論文のうち約30%はジャーナルの目的や読者層とマッチしないという理由でリジェクトされるとか。

つまり、論文がアクセプトされるためにはまずは投稿するジャーナルの選定が大切ということです。

まずは候補となるジャーナルの指針を確認して、自分が投稿する論文に合っているかを確認しましょう。

どのジャーナルに投稿するべきかわからないという方には、「英文校正エナゴ」の学術論文の投稿先ジャーナル選択サービスもおすすめです。

「英文校正エナゴ」では、経験豊富なプロが投稿予定の論文を入念にチェックし、膨大な数のジャーナルの中から、その論文の内容に一番相応しい3~5誌を選んでくれます。

しかも、論文をブラッシュアップしてアクセプトされる可能性をさらに高めるための改善点もリストアップして、レポートにまとめてもらえます。

原稿送付からレポート受け取りまでに必要な期間は4日間だそうです。

こちらは「英文校正エナゴ」の投稿先ジャーナル選択サービスの紹介動画です。

アクセプトされる英語論文を書くための勉強法まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、アクセプトされる英語論文が書けるようになるための勉強法とアクセプトされるための見落としがちなポイントをご紹介しました。

英語で論文を書くのは最初はとても大変だと思いますが、数をこなすうちに上達すると言われています。

世界に向けて情報発信ができるようになるためにも、ぜひ少しずつでも取り組んでみてください。

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