医師が患者を診察する時の英会話を学べるおすすめの本3選

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「医師が外国人患者を診察するために必要な英会話を学べる本を知りたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最近は日本に滞在する外国人が増えてきたこともあり、外国人の患者に対応するための英会話を勉強したいという先生も多いようです。

今回は医師が外国人患者を診察するために必要な実用的な英会話を学べるおすすめの本を厳選して3冊ご紹介します。

正しく診断するための 医師の診療英会話

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「正しく診断するための 医師の診療英会話」(バーマン・シャーリー・J (著)、バリー・ブラム (監修)、ナツメ社)は、医師が外国人の患者を診察するために必要な英会話のフレーズがまとめられた本です。

この本は、日常的に行われる医師と患者のやりとりをまとめたPART1と診療科別によく使われる英会話フレーズをまとめたPART2の2部構成になっています。

PART1では、外来受付、問診、診察、検査、診断、処置、処方、会計までの日本の病院で日常的に行われる一連の会話内容がカバーされていて、場面ごとに実用的な英会話フレーズや典型的な医師と患者の英会話表現が豊富に盛り込まれています。

PART 2では、23の診療科別に、使用頻度の高い英会話表現や、患者が特定の疾患の症状を説明するときに使う典型的な表現などがまとめられています。

「正しく診断するための 医師の診療英会話」にはCDが2枚ついていて、ナチュラルスピードの英語と日本語が録音されています。

最初は聞き取りづらいかもしれませんが、何度も繰り返し聞いて慣れることでヒアリング能力も向上すると思います。

「正しく診断するための 医師の診療英会話」についてはこちらの記事にまとめてありますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:医師が外国人患者との英会話を学べる本「正しく診断するための診療英会話」

やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ

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出典:「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」

「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」(安藤 克利 (著)、 大山 優 (監修)、 Jason F. Hardy (その他)、遠藤 玲奈 (その他)、羊土社)は、医師が外国人の患者を正確に診察するために必要な英会話フレーズやポイントがまとめられた本です。

この本には、米国医師免許試験(USMLE)のStep2 CSで苦労した経験がある著者ならではの外国人患者とのスムーズなコミュニケーションをとるための英会話フレーズも盛り込まれています。

また、上の写真のように、回転性めまい(vertigo)か非回転性めまい(dizziness)かの鑑別方法など、疾患別に患者が症状を訴える時によく使うフレーズを紹介しながら、英語で正しい診断を行うためのポイントが解説されています。

この本を参考にして、自分の診療科で日本人の患者がよく訴える症状や正しい診断を導くための質問を英訳して準備しておくと、外国人の患者を診察するときに役立つと思います。

「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」にもCDがついていて、ナチュラルスピードの英語が録音されていますので、ヒアリングやスピーキングの実践的な訓練をすることもできます。

「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」についてはこちらの記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:診察に役立つ英会話本「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」

外国で病気になったときあなたを救う本

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「外国で病気になったときあなたを救う本」(櫻井 健司 (監修)、ジャパンタイムズ)は、海外生活中に病気や怪我で病院に行くことになった時に日本人を救うことを目的とした本です。

1977年8月に初版刊行以来、改訂を重ねてきたロングセラー本です。

「正しく診断するための 医師の診療英会話」と「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」は医師の立場で診察に必要な英会話を習得するために書かれた本ですが、「外国で病気になったときあなたを救う本」は患者の立場で書かれた本です。

この本のPart 5の「痛みの表現集」には、患者が痛みなどの症状を訴える時に使用するリアルな英文例が豊富に収録されています。

「痛みの表現集」のCDも付いているので、外国人の患者を診察する際のヒアリング能力向上にはとても役立つと思います。

「外国で病気になったときあなたを救う本」についてはこちらの記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:医師と患者との英会話が満載!「外国で病気になったときあなたを救う本」

医師が患者を診察する時の英会話を学べるおすすめの本まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は医師が外国人患者を診察するために必要な実用的な英会話を学べるおすすめの本として

  • 「正しく診断するための 医師の診療英会話」
  • 「やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ」
  • 「外国で病気になったときあなたを救う本」

をご紹介しました。

この3冊には全て音声を聞けるCDが付いています。

外国人患者を正しく診察するために必要な英会話を習得するためには、自然に暗記してしまうくらい何度も繰り返しCDの音声を聞きながら、声に出して練習することをおすすめします。

実際の場面を想像しながら、なるべく大きく口を動かして繰り返し練習することが上達の秘訣です。

医師として、異国で病気になったり、怪我をしたりして不安な気持ちを抱える外国人患者が安心して治療を受けられるために必要な英会話を学ぶことはとてもすばらしいことだと思います。

忙しい毎日の中で英会話の勉強をする時間をとるのは大変かもしれませんが、ぜひ少しずつでも頑張ってみてください。

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