在宅翻訳者(フリーランス)の収入・平均年収は?稼げる分野は?
在宅翻訳者(フリーランス)を目指したいと思った時、一番気になるのは、やっぱり収入ですよね。
今回は、在宅翻訳者の平均年収、安定して稼げる分野、在宅翻訳者として安定した収入を得るためにはどうすればいいかなどについて、まとめてみました。
目次
在宅翻訳者の平均年収は400万前後?
出典:https://docs.google.com/spreadsheets/d/12Lh-5QmsAXis3bk9B8yrAonY0RiD8WEsyEaCZkyRcVk/edit#gid=0
こちらのグラフは在宅翻訳者の年収について、「翻訳横丁の裏路地」というブログのオーナー、Terry Saitoさんが、ブログのアンケート機能を使用して集計したデータです。
Terryさんによると、以下の制約事項があるそうです。
- IPチェックによる重複チェックはされているが、同一人物多投票の可能性がある。
- 不特定多数が投票出来る為、投票者が本当にフリーランス翻訳者かどうかは分からない。
- 投票者が嘘の情報を投票している可能性がある。
Terryさんがコメントしている通り、色々なノイズが乗ったデータであるという事を前提としても、ある程度の傾向は把握できると思います。
年収2,000万円以上の在宅翻訳者が5名ということに驚く人も多いと思いますが、年収2,000万円以上と回答した方の一部はTerryさんの知り合いの翻訳者さんだそうで、ある程度の信憑性はあるとのことです。
出典:https://docs.google.com/spreadsheets/d/12Lh-5QmsAXis3bk9B8yrAonY0RiD8WEsyEaCZkyRcVk/edit#gid=0
年収レンジ別に見ると、200万~400万が一番多く、31.82%を占めています。
次に多いのは、400万~600万で24.24%で、その次が、600~800万の12.12%です。
この結果から推定すると、専業の在宅翻訳者の平均年収は約400万前後ではないかと思われます。
ただし、在宅翻訳者といっても、分野も多岐にわたり、専業で1日8時間稼働できる人、専業だけど介護や育児などで1日4~5時間程度しか稼働できない人、兼業で土日しか仕事ができない人など、さまざまな状況の人がいるため、かなりバラつきはあると思います。
安定収入を得たい翻訳者必見!在宅翻訳者が安定して稼げる分野は?
出典:http://honne.biz/job/c1130/
「翻訳家の仕事の本音」というサイトでは、翻訳者の平均年収は500万以上600万未満とされていました。
在宅翻訳者の平均年収は、翻訳の分野によっても、かなり異なると思います。
出版や文芸分野の翻訳で高収入を得ているのは、高いスキルを持つ上位一握りの翻訳者のみではないでしょうか?
一般的には、出版や文芸分野の翻訳よりも、産業翻訳の方が安定した収入を得られると言われています。
産業翻訳の中でも専門性の高い医療翻訳、特許翻訳は単価が高く、高収入を得られる分野です。
「翻訳家の仕事の本音」というサイトの中では、特許翻訳者の中に高収入者が目立ちました。
例えば、機械・自動車関係の特許翻訳(日英)を専門としている37歳の女性で、年収 1000万円以上1200万円未満という方もいました。
このサイトについては、こちらの記事でもご紹介しています。
参考記事:【在宅翻訳者の収入】医療翻訳と特許翻訳の年収は?どっちが稼げる?
特許翻訳は医療翻訳と同様、需要が多いのに、対応できる翻訳者が少ないため、高額収入者が多い分野です。
医学や製薬業界に関する知識ゼロから始めると、年単位の勉強が必要と言われている医療翻訳と比べると、短期間で高収入を得やすい分野かもしれません。
「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ」の著者で、短大卒、英検3級の「ずぶの素人」から、2年後に月収100万を達成した水野麻子さんも特許翻訳者です。
在宅翻訳者として安定した収入を得るためには日英翻訳がおすすめ
在宅翻訳者(フリーランス)で安定した収入を得るには、出版や文芸分野よりも産業翻訳分野の翻訳者になることをおすすめします。
産業翻訳分野でも、特に需要が多く、安定して高収入が得られる分野は、医薬翻訳と特許翻訳と言われています。
医薬翻訳と特許翻訳の中でも、特に不足しているのは日英の翻訳者です。
日英の翻訳者は、ネイティブじゃないと難しいのでは?と思われるかもしれませんが、実際に、日本語の原文を完璧に理解できる英語ネイティブの数は少ないため、日英翻訳者は常に不足しています。
これから、翻訳の勉強を始めるという方、安定した収入を得たいという方は、ぜひ、日英翻訳者を目指してください。
在宅翻訳者(フリーランス)の収入・平均年収、稼げる分野まとめ
在宅翻訳者の平均年収、安定して稼げる分野、在宅翻訳者として安定した収入を得るためにはどうすればいいかなどについて、まとめてみました。
翻訳は難しい分、奥が深くてやりがいのある仕事です。
分野や働き方にもよりますが、安定した収入を得ることも可能です。
これから翻訳家を目指す人、安定して稼ぎたい人には、特許や医療分野で日英翻訳者を目指すことをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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