【医療翻訳者の資格の必要性】仕事に直結しそうなおすすめの資格は?

 医療翻訳-資格-イメージ

「医療翻訳者になるためには資格が必要?」

「医薬系の在宅翻訳者の求人に応募するときに有利な資格はある?」

そのような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そのような方に向けて、医療翻訳者の資格の必要性や医薬系の翻訳の仕事を受けるために有利な資格などについてまとめてみました。

医薬翻訳者に資格は必要?

在宅翻訳者として医薬系の翻訳の仕事を受けるためには、医療系・医薬系分野の翻訳者を募集している翻訳会社の求人に応募してトライアルに合格する必要があります。

ほとんどの翻訳会社ではトライアルの結果を最も重視して採用・不採用を判断しているため、今のところ、翻訳関連の資格は特に必要ではありません。

ただし、履歴書に翻訳関係の資格が記載されていれば有利にはなると思います。

TOEICの点数などの英語関連の資格は翻訳の能力を測るものではないため全く重視していないという翻訳会社もありますが、翻訳関連の資格は翻訳者としての能力を証明するものなので、ある程度は評価されると思います。

また、翻訳者に資格は必要?2017年3月開始の翻訳者登録制度で重要度が上がる?という記事に書いたとおり、翻訳者登録制度により今後は資格の重要性が高くなる可能性が出てきました。

医薬翻訳者におすすめの資格は?

知名度の高い翻訳関連資格

翻訳関連の資格はいくつかありますが、知名度が高いのは「JTFほんやく検定」、「翻訳実務検定TQE」、「JTA公認翻訳専門職資格」だと思います。

参考記事:翻訳者に資格は必要?2017年3月開始の翻訳者登録制度で重要度が上がる?

いずれの資格も分野が分かれているので、医薬系翻訳のトライアルを受ける場合は医学・薬学分野を受験しておくとよいでしょう。

サン・フレアの「翻訳実務検定TQE」は、「医学・薬学」以外にも医学関連の分野として、「医療機器」、「特許明細書(医薬品)」があります。

治験実務定もおすすめ

医薬系の翻訳の仕事で需要が多いのは治験関係の翻訳なので、2015年に誕生したばかりの「治験実務定」もおすすめです。

治験実務定」は、一般社団法人日本CRO協会が国際共同治験が増加などグローバル化する医薬品開発の実務に対応できる英語力を評価するために導入した資格制度です。

「翻訳実務検定TQE」の実施機関でもある大手翻訳会社のサン・フレアが問題作成・採点を行っているそうです。

試験は「JTFほんやく検定」、「翻訳実務検定TQE」などと同様にWeb形式で年1回の実施のようです。

参考URL:「治験実務英語検定について」(日本CRO協会公式サイト)

私が一番欲しい翻訳関連資格は?

私が医療翻訳の勉強中に一番欲しかった資格はなにかというと、実はアメリア(Amelia)の「クラウン会員」です。(「資格」ではありませんが)

理由は単純で、仕事を得るために一番役立つ資格が欲しかったからです。

「アメリア」の定例トライアルでは、1年以内に同じ分野でAを2回取得、または最高ランクのAAを1回取得すると、「クラウン会員」という称号を得ることができます。

「クラウン会員」になると、アメリアに求人情報を掲載している翻訳会社から直接スカウトされたり、アメリアの求人情報に応募する際にも有利になるという大きなメリットがあるのです。

結局、私は定例トライアルではB評価どまりでしたが、アメリアに掲載されていた求人情報から医療翻訳のトライアルに応募して合格し、継続的に仕事を得ることができるようになりました。

アメリアの定例トライアルでA判定をとることは決して簡単なことではありません。

ですが、アメリアの定例トライアルは翻訳会社が出題・解説しているものが多く、実際のトライアルに近いため、A判定を目指して過去問にチャレンジしたり、解説をじっくり読むことで翻訳会社のトライアル対策になります。

参考記事:翻訳トライアル合格率アップに効果大!アメリアの定例トライアル

その結果、私のようにA判定を目指して頑張っている間に翻訳会社のトライアルに受かって、本来の目標である「仕事を得る」ことは自然と達成してしまうということが多いのかもしれません。

在宅翻訳者を目指して勉強中の方、在宅翻訳者として活動中でさらに仕事の幅を広げたいという方にはおすすめです。

トライアル・求人情報満載の翻訳者ネットワーク「アメリア(Amelia)」

医療翻訳者の資格の必要性・おすすめの資格まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、医療翻訳者の資格の必要性や、医薬系の翻訳の仕事を受けるために有利な資格などについて、まとめてみました。

翻訳関連の資格は難易度が高いと言われるものが多いですが、たとえ資格試験に落ちたとしても、資格取得を目指して勉強すること自体、自分の実力アップにつながるのではないでしょうか。 

これから資格を取得したい方は、自分が「これだ!」と思える資格を見つけるところからスタートしてもいいかもしれませんね。

 

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