看護師が病院での英会話を学べるおすすめの本3選

英会話本-イメージ

「看護師として必要な英会話を学べる本を知りたい」という看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

最近は日本に滞在する外国人が増えてきたこともあり、外国人の患者に対応するための英会話を勉強したいという看護師さんも多いようです。

今回は看護師さんが病院で外国人患者と話すための実用的な英会話を学べるおすすめの本を厳選して3冊ご紹介します。

留学経験のある看護師による「看護職のための英会話1000」

「看護職のための英会話1000」(林 さとみ (編集)、桐書房)は、2016年6月に出版された看護職向けの実用的な英会話がまとめられた本です。

編集者は看護師としての病院勤務経験プラス米国への留学経験を持つ林 さとみ先生です。

日本とアメリカの医療現場での経験を持つ著者ならではの視点で、外国人患者が来院したときにスムーズに意思疎通を図るための必要最低限の英会話が場面ごとにまとまっています。

看護師が外国人の患者さまの不安を和らげたり、励ましたりするために使える英会話フレーズや共感を示すフレーズも豊富に掲載されています。

内科、外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、心療内科、小児科、耳鼻科、眼科など、診療科別によく使う英会話フレーズがまとめられているのでとても便利です。

また、患者さまの英語が聞き取れなかった場合に使える便利なフレーズもまとめられているので、英語が苦手な看護師さんにもおすすめです。

「看護職のための英会話1000」についてはこちらの記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:看護師が病院で使う英会話を学べる本「看護職のための英会話1000」

看護師のための英会話本「現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語」

「現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語」(山中マーガレット(著)、朝日出版社)も、看護師が不安を抱えて来院した外国人患者さまと円滑にコミュニケーションをとることを目的とした実用的な英会話本です。

病院の日常的な場面ごとに、患者に対する問いかけ・指示や、患者からのよくある質問や答えなど、場面に即した実用的な英会話例が図解入りでまとめられています。

オーストラリア出身の山中マーガレット先生は自分の娘が2歳半の時に脳炎になった時、日本の病院で冷たい態度をとられてショックを受けたという経験の持ち主。

日本の病院で治療を受ける外国人患者の気持ちをリアルに経験し、「医療施設でも外国人を温かい気持ちで迎えて欲しい」という思いを持つ著者ならではの、思いやりの気持ちが込められた英会話フレーズやコミュニケーションのポイントが書かれています。

外国人の患者さまにも心のこもった看護を提供したいという看護師さんにはぜひ読んでほしい一冊です。

「現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語」についてはこちらの記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:看護師のための英会話本「現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語」

便利な指差しイラスト付き!「東大病院発医療スタッフのための英会話」

2016年6月に出版された「東大病院発医療スタッフのための英会話」(東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)、ベレ出版)も、これから医療現場での英会話を学びたい看護師さんにおすすめの本です。

この本は、東京大学医学部附属病院内で日々交わされている会話フレーズを抽出し、それを英語に変換することで、外国人の患者に対応するときの「困った」を解決するために作られたそうです。

「東大病院発」というと英会話上級者向けのようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ英会話超初心者にこそ読んでほしい内容です。

英語がほとんど話せなくても、「Do this.」(このようにしてください)、「Copy me.」(私の真似をしてください)などの非常に簡単なフレーズとジェスチャーを組み合わせて、意思疎通ができるような工夫がされています。

また、第4章で紹介されている最低限の英語で患者さまとのコミュニケーションが可能な指差しイラストはとても便利だと思います。

このままコピーして使ってもいいですし、自分なりにアレンジして作ってみるのも楽しそうです。

「東大病院発医療スタッフのための英会話」についてはこちらの記事でもご紹介していますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

参考記事:医療現場で必要な英会話が学べる本「東大病院発医療スタッフのための英会話」

看護師が病院での英会話を学べるおすすめの本まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は看護師さんが病院で外国人患者と話すための実用的な英会話を学べるおすすめの本として

  • 「看護職のための英会話1000」(林 さとみ (編集)、桐書房
  • 「現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語」(山中マーガレット(著)、朝日出版社)
  • 「東大病院発医療スタッフのための英会話」(東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)、ベレ出版)

をご紹介しました。

この3冊には全て音声を聞けるCDが付いています。

「外国人の患者さまとしっかり会話ができるようになりたい」という看護師さんは、自然に暗記してしまうくらい何度も繰り返しCDの音声を聞きながら、声に出して練習することをおすすめします。

実際の場面を想像しながら、感情を込めて、なるべく大きく口を動かして繰り返し練習することが上達の秘訣です。

異国で病気になったり、怪我をしたりして治療を受けるというのは、とても不安なものです。

看護師として外国人の患者さまが安心して治療を受けられるようにサポートできるよう最低限の英会話を習得するのはとてもすばらしいことだと思います。

忙しい毎日の中で英会話の勉強をする時間をとるのは大変かもしれませんが、ぜひ少しずつでも頑張ってみてください。

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