トライアル合格後の初仕事は本当の意味でのトライアル
在宅翻訳者を目指して勉強を続けてきた人にとって、翻訳会社からトライアル合格の連絡をいただくのは、とても嬉しいことだと思います。
でもトライアル合格は「ゴール」ではなく、むしろ「スタート」です。
今回は、トライアル合格を目指して勉強中の方、最近、トライアルに合格したばかりという方に向けて、在宅翻訳者がトライアル合格後の初仕事を受ける前に知っておきたいこと、注意しておきたいことなどをまとめてみました。
目次
トライアル合格は在宅翻訳者としてのスタート地点
私は最初にトライアルを受けた時は、アメリア(Amelia)で未経験でもOKの募集を見つけて応募しましたが、不合格でした。
それでもあきらめずにアメリアの定例トライアルの過去問を利用してトライアル対策をして、初めて翻訳会社からトライアル合格の連絡を初めてもらった時はとても嬉しかったです。
でも実際に仕事の依頼を受けるようになってからは、トライアル合格は在宅翻訳者としての「スタート地点」だったと思い知りました。
トライアル合格後、初仕事の依頼がくるタイミングは?
私は初めてトライアルに合格した時、合格後すぐに仕事がくるのかなと思って待っていたのですが、全く音沙汰がなく、その後、3ヵ月くらい経過して、「忘れられちゃったのかな?」と思っていた頃に、最初の仕事の依頼がありました。
最初の仕事は1,000文字程度の小さい案件で、参考資料として過去に同じクライアントから依頼された類似案件の文書(日本語、英語両方)が送られてきました。
私が初めての仕事を安心してこなせるように、翻訳会社のコーディネーターさんに丁寧に対応していただいたことを覚えています。
後から知ったのですが、翻訳会社のトライアルに合格後に初仕事の依頼がくるタイミングは、翻訳会社やその時の状況にもよりますが、一般的には3ヵ月~6ヵ月後ということが多いそうです。
トライアル合格後の初仕事~数件が本当のトライアル
トライアルに合格したばかりの新人の在宅翻訳者に初めて翻訳を依頼する時、翻訳会社のコーディネーターさんはとても不安だそうです。
トライアルに合格したからといって、必ずしも納期内に質の良い訳文を納品してもらえるとは限らないからです。
トライアル合格後の初仕事から数件は、翻訳会社から継続して仕事を依頼できるか慎重にチェックされていることを認識して、しっかり気を引き締めて対応しましょう。
トライアル合格後の初仕事のチェックポイント
トライアル合格の初仕事として特に気をつけたいチェックポイントについて、ご紹介します。
納期を厳守すること
当たり前のことですが、納期は絶対に厳守しましょう。
時間も指定されている場合が多いので、できればその時間の3時間前くらいには納品することが望ましいでしょう。
途中でわからない箇所があった場合、思いがけず調査に時間がかかってしまう場合も多いと思いますが、わかるまで調査を続けてしまうと納期に間に合わなくなる危険性が高いです。
私は在宅翻訳者として仕事を始めたばかりの頃、途中でわからない箇所があった時に徹底的に調べまくり、結果、「納期に間に合わないかも!」という大量の分量を徹夜してなんとか最後まで訳したものの、見直しもせずに駆け込みで納品したという大失敗の経験があります。
この大失敗の経験を生かし、その後は、調査に時間がかかりそうな箇所に遭遇した時はチェックマーク(私は“★”印を使っていますが、後から検索できるマークなら何でもOK)を付けて飛ばして、最後まで翻訳が完了してから、じっくり調べるようになりました。
スタイルガイドや用語集に準拠すること
ミスがなく、読みやすい訳文だったとしても、クライアントから指示されたスタイルガイドや用語集に準拠していなければ、納品物としては失格です。
スタイルガイドや用語集などの資料が送られてきた場合は、必ずしっかり準拠するようにしましょう。この点も翻訳会社は厳しくチェックしています。
最低2回見直しをすること
納期厳守、スタイルガイド・用語集準拠の次に重要なことは、明らかなミスや訳抜けをできる限りなくすことです。
そのためにも最低2回の見直しが必要です。
以前、翻訳会社の校閲講座を受講した時に、翻訳会社の校閲の現場では「見直しをしていないのでは?」と思われるような明らかなミスが非常に多いという話を聞きました。
明らかなミスというのは、数字や年号の間違いや、段落ごと抜けているなどのミスです。
このようなミスは致命的です。
セルフ校閲方法
2回の見直しのうち、最初の1回は数字・年号の間違いと段落や文章ごと抜けている箇所がないかという点だけ集中して、チェックします。
慣れるまでは印刷して、数字や年号に蛍光ペンでマークを付けてチェックをするとよいでしょう。
実際に校閲講座でもその作業を行いました。
この1回目のチェックの際は文章を読まずに、数字や年号のチェックに専念します。
また段落ごと抜けている箇所を確認するためには、全体を図として見ることがポイントとのアドバイスをいただきました。
2回目のチェックは、しっかり文章を読んで、訳抜けがないか、原文の読み間違いをしていないか、文法的なミスがないかをチェックします。
自分が訳した文のチェックはどうしても甘くなりがちなので、訳抜けについては、「必ずあるもの!」という前提で厳しくチェックすることをおすすめします。
またできれば、翻訳作業中、一文訳し終わるごとに、原文と訳文を声に出して読むといいと思います。
そうすると、原文を読んだ時点で、「あ、この単語、見落としてた!」と必ず訳抜けに気付くからです。
声を出すことで、しっかり内容が頭に入ってくるので、私は集中力が落ちた時や眠くなってきた時にも、声に出して読むようにしています。
納期までに、2回目のチェックまで完了できれば、納品物の品質としては合格水準に達しているはずですが、もし時間的な余裕があれば3回目のチェックとして、自分が翻訳した訳文を最初から最後まで通して読んでみることをおすすめします。
文法的なミスがなく完璧だったとしても、文章としての流れが悪かったり、読みにくかったりすることはよくあります。
そのような箇所を修正するのは大切なのですが、訳文だけを見て修正しすぎると原文の内容とずれてしまう危険性があります。
内容に関係する修正を行う場合は、必ず原文と照らし合わせてから修正するようにしましょう。
トライアル合格後の初仕事のパターン
ある翻訳会社の社員の方から、トライアル合格後の新人への初仕事の依頼には2つのパターンがあるという話を聞いたことがあります。
一つめは、分量が少なくて、比較的内容が簡単で、納期も厳しすぎない、まさに新人向けの案件を選んで依頼し、完璧にこなせるかどうかチェックするというパターンです。
二つめは、休日前(金曜日の夕方など)に突然クライアントから依頼された案件で、いつもお願いしている翻訳者さん数人に連絡して全て断られてしまった時や、継続してお願いしているベテランの翻訳者さんのスケジュールが埋まっていて、他に対応できる翻訳者が見つからなかった場合などの緊急事態というパターンです。
私の場合は前者で、分量も少なく、類似案件の資料も添付されていたので、恵まれていましたが、二つめのパターンにいきなり対応するのは難しそうですね。
トライアル合格後の初仕事は必ず受けるべき?
トライアル合格に初めて仕事の依頼を受けた時は、できるかぎり断らずに受けたほうが次の仕事につながりやすいと言われています。
ただし、先ほどの二つめのパターンの場合、内容が専門的で難しい可能性もあります。
翻訳会社から送られてきた原文を読んで、内容が専門的すぎて全く理解できなかったり、自分がほとんど勉強してこなかった分野だったりする場合は、正直にその旨を伝えて、お断りしましょう。
断る勇気を持つことも時には重要です。
断ったからといって、次に依頼がこなくなるということはまずないと考えて大丈夫だと思います。
トライアル合格後の初仕事まとめ
トライアル合格を目指して勉強中の方、最近、トライアルに合格したばかりという方に向けて、トライアル合格後の初仕事を受ける前に知っておきたいこと、注意しておきたいことなどをご紹介しました。
トライアル合格後の初仕事から数回は本当の意味のトライアルとして厳しくチェックされますが、そこで納期内にミスのない訳文を納品できれば、継続して仕事の依頼がくるようになります。
また、1ヶ月以上の長期案件も受注できるようになり、収入も安定します。
トライアルに合格したばかりという方は、ぜひ今回ご紹介した点にしっかり気を付けて、「トライアル合格後の本当のトライアル」を突破していただけたらと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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タグ:アメリア(Amelia), トライアル, 在宅翻訳者, 校閲